2010年9月30日。

 2010年9月30日。
 とある会社。
 とある会議室。

 居並ぶ男達の表情は葬儀に列する者たちのそれであった。
 定時はとうに過ぎ、むしろ日付が変わる時刻からの方が近くなっていた。
 翌朝、翌朝までには解決しなければならない事案があった。
 しかしそれは解決不能な事案であった。

 解決に向けて様々な提案がなされ様々な試みが実行に移された。
 しかしその全てが時間と気力をいたずらに消費したのみであった。

 アイデアも尽きた。
 気力も尽きた。
 このまま朝を迎えたら。
 このままクライアントに会うことになったら
 「この会社は、終わる……」
 のであった。

 責任の押し付け合いをする気力すら失われていた。
 どの道、どの部署に責任があろうとも会社そのものが終わるのであればそのようなことは無意味なのだ。

 絶望。
 無力感。
 一旦死に至る病に囚われるとそこから己の力で脱することはほぼ不可能である。
 男達はさらに深い絶望の淵に落ち込んでいく負のスパイラルを起こし始めていた。

 その時。
 それまで進んで発言することの無かった一人の男がゆっくりと立ち上がった。
 皆の視線が自然とその男に集まる。
 男はただ物理的に立ち上がっただけだが、絶望の淵にいる者たち、何かに縋りたいと思っている者たちに「絶望の中から立ち上がる。」ことを連想させた。
 皆の視線の中で男はゆっくりと、しかし確りした声音で言った。























「今日はFFの初日なんでもう帰りますね(* ^ー゚) 」

 とっぺんぱらりのぷう。

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この記事へのコメント

アーク
2010年10月04日 23:44
>「今日はFFの初日なんでもう帰りますね(* ^ー゚) 」
気持ち超わかるwww

あ、こんどPTしましょ^^
ぼよよん
2010年10月05日 00:46
うははw

>>あ、こんどPTしましょ^^
是非!お供しますよっ

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